東近江のつくり手さん紹介 ≪中根 啓さん≫

東近江スタイル

2014年07月25日 23:17


8月2日開催の、東近江スタイル体感型展示会にご参加いただく
東近江のつくり手さんをご紹介。

東近江市旧永源寺町、
愛郷の森の傍らに工房を構える八風窯中根 啓さん。
ハプーのやきものやさんでおなじみかと。
 八風窯さんのホームページは →こちらから

全国各地を飛び回るやきものやさん。
器を見たら、
「あっ、八風窯さんや」とすぐにわかるデザイン。
機械で作った品よりも
  手で作った品は 手になじみます♪
機械で作った品よりも 
  口当たりがイイ 
  手への収まりがイイ 
  バランスがイイ 
  指かかりがイイ
  いくつものイイ 

これ、中根さんの言葉です。
使ってみたら、本当にそのとおり。




目の前は絶景。
春には桜、夏には深緑、中根さんの工房にお邪魔しました。




この土の塊から、何が生まれるでしょう。







滑らかな手の動き。
そして、口も滑らか。
実演中の中根さんの口上が、たまらなくおもしろい。




「おじさんの指でつくるから、洗いやすい」
確かに、そのとおり。
使ってみたらわかりました。




やさし鉢。
この、くねっと曲がっているフチがポイント。
ある動物の皮で仕上げていらっしゃいます。
このあたり、実演の場で直に聞いてほしいところです。




手前が、作り立て。
奥が焼いた後の完成品。
焼いたら器が縮む…当たり前のことでも、こうやって並べてみると、しみじみ感心。
計算なしで、ええもんはつくれないことを実感。




絵付けの様子も拝見。




描いているときの色と、焼きあがった後の色は違うそうで。
これまた、計算が要る。




なんでもないことのように、楽しくお話ししてくださる中根さん。
でも、その言葉ひとつひとつには、ずっしりと重みが。
  ものづくりのお話
  将来世代のこどもたちへのお話
  いくつになっても「食べる」ことが楽しくなるお手伝いのお話
話材はつきません。




8月2日開催の、東近江スタイル体感型展示会では、
実演と共に、器の販売も行います。
実際に器に触れてみてわかる、優しい使い心地
じっくりご覧いただきたいです。

中根啓さんの手仕事にふれることのできる東近江スタイル体感型展示会
詳しくは→こちらから

そうそう、
工房で発見した群衆(?)。
息子さんの作品だそうです。




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