4月29日 木地師体験 byつくるよろこび体験塾

東近江スタイル

2014年04月29日 20:28


春の奥永源寺 山歩道最終日。
木地師発祥の地にて
ファブリカ村主催のつくるよろこび体験塾を開催。
肌寒い雨が降る中、
小学2年生が3名参加してくれました。

会場は、木工房きたの
講師は北野さん。

神聖なお仕事場にお邪魔しました。
見るもの全部が珍しい。
北野さんが準備してくださっている間に
ちょこっと解説。
「木は生きてるんだよ」
「だから、木の中には水がいっぱいあるの」
「荒削りした後、何年も乾かしておかないと、木が伸びたり縮んだりして
器が歪んじゃうんやって」
目が真ん丸になるこどもたち。

場になじんでくると
「どうやって(器を)まるくするの?」と
こどもたちから質問が出てきます。
北野さんが丁寧に教えてくださいます。




北野さんのデモンストレーションを見ました。
ろくろが回る音。
飛び散る木くず。
びっくりして後ずさり。
我先に…と手が挙がらない。
でも、
やってみる。




北野さんがちゃんと手を添えてくださるので
高速回転する生地のすぐ傍まで指が近づいても怯えない。
眼差しは職人。




木地師体験中の様子を動画に。
小さな手は小学生のもの。
生地にも注目。
少しずつ削られる様子がよくわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=GzRDCk83X5Q

仕上げのサンドペーパーも1人でチャレンジ。
高速回転するろくろを前に
素晴らしい集中力。
「怖い!」というためらいはゼロ。
https://www.youtube.com/watch?v=Cxpe918yM6s&feature=youtu.be

削れました!




ちゃんとお家で使えるように
水がしみ込まないように
コーティング作業。




ろくろが使えない未就園児は
作業場の木くずで遊んでいました。
何でもおもしろく遊べるもの。




やいやい言わなくても、
しっかり掃除をしてくれました。
素晴らしい!




「さて、今日は何のお仕事をしたっけ?」と尋ねたら
「ん?なんやったっけ?」
今までなじみのなかった木地師というお仕事。
しっかり覚えて帰ってもらいましょう。

「もうちょっと大きくなったら、もっと難しいこともできるかもね」と声をかけると
歓声
とても楽しかったそうです。

みんなでにっこり記念撮影。
自分で作った器は、お家でめいっぱい使ってね。




ものづくりの過程を知ること。
体感すること。
そして、きちんとつくられたものを、きちんと使うこと。
将来世代のこどもたちに伝えていきます。

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